今の呼吸の状態を一目で把握できる総合呼吸抵抗測定装置『MostGraph-02』を導入しました。
2024.12.27
ご自身の呼吸の状態、気になっていませんか?
- 咳が続く
- 息苦しい
- タバコの吸い過ぎ?
当院では、今の呼吸の状態を一目で把握できる総合呼吸抵抗測定装置『MostGraph-02』を導入しました。
MostGraph-02とは
モストグラフは、気管支や肺胞の狭さを調べる検査で、以下のことが確認できます。
- 気管支や肺胞が狭くなっているかどうか
- 肺のどの部分が狭くなっているのか(損傷があるのか)
- 喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などの診断や治療効果の評価
この検査では、鼻にクリップをつけてマウスピースをくわえ、頬を軽く押さえて約20秒間呼吸をするだけで、気管支や肺胞の狭さを「呼吸抵抗」という数値で測定します。呼吸抵抗は、正常な場合は緑色、抵抗が強くなるにつれて黄色、赤、青の順に色分けされて表示されます。
測定結果は3Dグラフィックでカラー表示されるため、患者さんにとって視覚的に直感的で、結果の良し悪しが一目で分かりやすいという特徴があります。
モストグラフは、呼吸抵抗の数値に基づいて、喘息やCOPDなどの診断や治療効果の確認をサポートします。
例えば、喘息の場合、呼吸抵抗は高いものの、周波数や呼吸周期にはあまり影響がありません。これに対し、COPDでは、呼吸抵抗が周波数の低下に伴って高くなる現象や、吸気と呼気で抵抗に違いが現れることが特徴です。
高感度で負担が少なく、迅速に結果が得られるため、肺の病気の早期発見や治療の効果確認に非常に役立ちます。
お子さんでも簡単にできる検査となっておりますので、現在の呼吸の状態が気になる方は、是非ご相談ください。